WGL-W シリーズ
- オンラインで使用できる油中水分計
温度補正と接点出力が可能な小型水分計 -
油と水の誘電率の差を利用し、静電容量の変化を測定することで、油の中の水分値を検出します。
油によっては、温度が変化すると誘電率（静電容量）が変化して正しい水分値測定が出来ない場合があります。 本製品は温度が変化しても、温度補正を行うことが可能です。
■重油、発電所のタービン油、油圧機器の潤滑油、製鉄所の圧延油など。レベル計測専用のCGL-Wタイプと水分計・分析計に対応するWGL-Wタイプのラインアップを用意しています。
- 小型でも超高感度・高精度を実現
パイプライン電極と組み合わせて、油中の水分値の計測で高精度（±0.1wt%）を実現しました。分離アンプも超小型で小型装置への組み込みが容易です。
- 表示器付でリアルタイムに計測値を表示
分離型アンプに表示器を搭載しています。（有機ELディスプレイを採用）
現在の計測値（％表示）や静電容量値（pF表示）をリアルタイム表示します。
- 簡単な初期設定
押しボタンで簡単にゼロ・スパン設定が可能です。５種類のゼロ・スパン設定を記憶可能です。
- BNCコネクタでセンサとケーブルの脱着が簡単
センサ電極ケーブルと分離型アンプとの接続ミスを低減します。 - 4接点出力設定
HH、H、L、LLの4点の接点出力が可能です。任意の4点位置や警報動作方向も変更可能です。 - 温度入力（補正）機能
温度補正用として、温度センサ（別売）を追加可能です。温度センサの情報から静電容量値を補正します。
油と水の誘電率が大きく異なることから、その差を利用して静電容量を測定し、誘電率の変化で油中の水分値を連続的に計測します。 油によっては、温度が変化すると誘電率が変化（それに伴い静電容量値も変化）して正しい水分値計測が出来ない場合はあります。このため温度センサで温度計測をすることによって温度が変化しても一定の静電容量値を示す様に温度変化に応じた静電容量値補正を行います。 Windowsパソコンと接続し、専用ソフトウェアで温度補正を行います。
アンプ部
| 電源 | DC24V ±10％ | |
|---|---|---|
| 消費電力 | 1.5W以下 | |
| 動作周囲温度 | -10℃〜+50℃（結露無き事） | |
| 電流出力 | DC4〜20mA （最大負荷500Ω） | |
| 設定出力 | 4点（動作方向変更可能）＋1点（異常警報） 1a接点 DC:350V、AC:200V（50mA） | |
| 静電容量 | 測定精度 | ±0.1wt ※1、※2 |
| 温度測定 | 測定範囲 | -200.0℃〜200.0℃ ※3 |
| 測定精度 | ±4.0℃ | |
| 応答速度 | 2sec以内（90%到達時間 | |
| 塗装色 | マンセルN3.0 半艶 | |
| 保護等級 | IP20 | |
| 取付方法 | M4ビス2本（取付ピッチ136mm） ※4 | |
| 専用ケーブル長 | 最大10m | |
※1 機器総合精度は電極仕様や仕様条件によりこの範囲外になる事があります。
※2 事前にサンプル測定が必要です。※3 センサ部の許容温度によります。
※4 オプションでDINレール対応可能です。
センサ部
| 材質 | SUS304（ご要望により変更可能です） |
|---|---|
| 接続 | フランジ（パイプライン） |
| フランジ間寸法 | 300mm（100A以上は400mm） |
| 許容温度 | -10℃〜+80℃（結露無き事） |
| 許容圧力 | 1MPa（シール部）（接続部は各規格による） |
※センサ部はカスタマイズ可能です。
温度センサ（シース測温抵抗体）
| 測温抵抗体素子 | Pt100 |
|---|
